登録文化財 大野屋旅館成田市仲町371
竣工 昭和10年(1935年) 設計 不詳
成田山新勝寺近くの表参道に位置し、3階建ての屋上に望楼を高く掲げた姿が一際目立つ。2階と3階には、旧街道に面して持ち送りに支えられた縁台を廻し、前時代の旅館建築の雰囲気も十分うかがうことができる。
- 2019/05/11(土) 08:12:29|
- 千葉県
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県文化財 佐倉市立美術館エントランスホール (旧川崎銀行佐倉支店)
佐倉市新町210
竣工 大正7年(1918年) 設計 矢部又吉
建築様式はネオルネサンス様式を基調とし、小規模な建物に合わせて簡略化されている。また、セセッション様式の影響も強く見られる。セセッション様式とは、19世紀末にウイーンで起こった過去の芸術様式から分離し、生活や機能と結びついた造形を目指した様式で直線を基調にしている。ドイツに留学した矢部又吉の経験がここに生かされている。
- 2018/07/10(火) 17:10:49|
- 千葉県
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登録文化財 千葉県立佐倉高等学校記念館佐倉市鍋山町18
竣工 明治43年(1910年) 設計 久野節・後藤政二郎
木造2階建、銅板葺で、外観として、桜の花びらを型どった透かし彫りを持つ玄関車寄せを中心に、ほぼ左右対称の構成となっている。玄関上部の大棟には小さな庇をつけた換気塔があり、その手前の軒先には換気を兼ねた丸窓を持つ換気屋根がある。玄関の両脇には、この建物の外観で最も印象的な双塔があり、鉄棒状の棟飾りを持つドーム屋根、上げ下げ窓の上部のペディメントなどが、バランスよくデザインされている。このほかに、連続的に配置された縦長の形状の上げ下げ窓、水平のラインを作り出している外壁のドイツ下見板など、明治後期の洋風学校建築の特徴をよく留めている。
- 2018/07/09(月) 19:46:03|
- 千葉県
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