九州大学旧工学部本館福岡市東区箱崎6-10-1
「ときめき度」☆竣工 昭和5年(1930年) 設計 倉田謙
正面に車寄せを配置し、エレベータと階段をコアとする5階の展望塔屋を中央に据え、左右対称の古典主義的な構成になっている。外壁は茶褐色のスクラッチタイルで、屋上部には役物タイルで凹凸を設けることで帯状の変化を持たせ、玄関の庇を支える柱頭、車寄せの梁受けに装飾を施すなど分離派風のテイストをもっている。100年の歴史を有する箱崎キャンパスは移転し、跡地は再開発されているが、幸い本部第一庁舎と共に解体を免れ保存活用されることになっている。
2021/10撮影
- 2021/12/27(月) 21:12:21|
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登録文化財 向野堅一記念館 (旧讃井病院)
福岡県直方市殿町12-19
「ときめき度」☆竣工 大正11年 (1922年) 設計 不詳
直方市には魅力的な洋風の病院建築が残っているが、この建物もゼツェッション意匠を基調とした病院建築。隅部を塔屋とし、正面に玄関ポーチを構え、左右張出し部に大オーダーを表し、頂部に台形のパラペットで飾る。現在は直方出身で満州で銀行家として活躍した向野堅一の記念館として活用されている。
2021/10撮影
- 2021/11/03(水) 19:44:37|
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江浦医院福岡県直方市殿町10-38
「ときめき度」☆☆竣工 明治34年(1901年) 設計 不詳
淡いグリーンの下見板の外壁が美しい病院建築。立派な玄関ポーチ周りや、上げ下げ窓周りの装飾も凝っている。何よりも現役の耳鼻咽喉科医院として活用されているのは素晴らしい。
2021/10撮影
- 2021/11/01(月) 15:45:53|
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登録文化財 直方谷尾美術館洋館 (旧奥野医院)
福岡県直方市殿町10-35
「ときめき度」☆竣工 昭和16年(1941年)頃 設計 不詳
正面中央の玄関ポーチにコンポジット式円柱を立ててコーニスを受け、周囲の外壁はタイル貼で柱形を表し、縦長窓を連続させ、古典様式とモダニズムを融合した外観をもつ。
2021/10撮影
- 2021/10/29(金) 20:44:43|
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登録文化財 アートスペース谷尾 (旧十七銀行直方支店)
福岡県直方市古町10-20
「ときめき度」☆竣工 大正2年 (1913) 頃 設計 不詳
外壁は煉瓦風タイル貼で、基礎やバンド、窓台などに花崗岩を用いてアクセントとし玄関廻りや柱形などの細部はゼツェッションでまとめている。建設当時は隅部にドーム屋根を戴いた建物だった。
2021/10撮影
- 2021/10/21(木) 18:43:55|
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