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近代建築巡礼

松本市の近代建築 16

重要文化財 あがたの森文化会館(旧松本高等学校 講堂)
松本市県3丁目1-1  「ときめき度」    
竣工 大正11年(1922年)   設計 文部省

本館と同様な外観だが、玄関ポーチなど内外の装飾細部の意匠密度を高めている。本館と講堂の両方が当初の位置に残っているという意味でも価値がある。 2020/5再編集

b旧松本高等学校講堂
2017/10撮影
  1. 2017/10/31(火) 20:26:54|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 15

重要文化財 あがたの森文化会館(旧松本高等学校 本館)
松本市県3丁目1-1  「ときめき度」 ☆☆
竣工 大正9年(1920年)    設計 文部省

コの字形の平面をもつ木造校舎で、北西の隅切部にマンサード屋根の玄関を設ける。外観は下見板張に窓廻りの化粧材を連続させて現し大正ロマンを漂わせている。当時の学校建築の特徴を典型的に示している。 2020/5再編集

b旧松本高等学校
2017/10撮影
  1. 2017/10/31(火) 20:17:32|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 14

県宝 山辺学校歴史民俗資料館 (旧山辺学校校舎)
松本市里山辺2932-3   「ときめき度」  
竣工 明治18年(1885年)  設計 佐々木喜重

入母屋造で屋根の中央に八角形の塔屋を載せ、一階正面中央には入母屋造の車寄せがつけられている。外壁は隅柱のみを見せた漆喰塗り大壁造とし、障子引違い窓がついている。開智学校は窓にガラスを用いていたのに対し、山辺学校は障子を用いていたことから、開智学校は「ギヤマン学校」、山辺学校は「障子学校」とよばれていたといわれる。 明治開化期の学校建築の中でも伝統的な日本建築の手法と洋風の手法を巧みに融合させて斬新な建築表現を生み出した点で優れている。 2021/05再編集

b旧山辺学校
2002/6撮影

  1. 2017/10/30(月) 20:07:17|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 13

登録文化財 松本深志高等学校管理普通教室棟 (旧制松本中学校)
松本市蟻ヶ崎3-8-1  「ときめき度」  
竣工 昭和8年(1833年)    設計 不詳

県内の学校建築では初期の鉄筋コンクリート造校舎。正面中央の玄関ポーチの緩やかな尖頭アーチ、先を尖らせた柱型などゴシック風意匠が特徴になっており、東京帝国大学安田講堂が手本とされる。外壁のスクラッチタイルは、建築家のF・L・ライトの設計で大正後期に完成した帝国ホテルにも使われ当時流行した壁材で、人造石の洗い出し仕上げも併用している。同時期に建築された講堂も登録文化財に指定されている。 2021/5再編集

b松本深志高校
2017/10撮影
  1. 2017/10/29(日) 17:00:46|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 12

登録文化財 松商学園高等学校本館 (旧松本商業学校本館)
松本市県3-6-1  「ときめき度」  
竣工 昭和11年(1936年)  設計 鈴木円蔵・中村信一郎・有賀恵門次 

屋根は入母屋造りの瓦葺きで、中央に張出した玄関に石造風のポーチを設け、外壁を下見板張、屋根に千鳥破風を配するなど和洋折衷の大型の木造校舎。 鉄筋コンクリート造の講堂及び柔剣道場も登録文化財に指定されている。 2021/5再編集

b松商学園
2017/10撮影
  1. 2017/10/28(土) 19:55:54|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 11

ミドリ薬品
松本市中央3丁目3−15  「ときめき度」   
竣工 昭和2年(1927年)   設計 不詳

店の正面を重厚かつハイカラに飾って外観を“看板”にすると いう大正から昭和にかけて流行した「看板建築」で、正面の壁は「洗い出し」と呼ばれる凝った仕上げで、上部にはスズランを題材にした彫り模様を入れた。中央には豪華な花房飾 りの上に木でかたどった「薬」の文字を張り周囲とは雰囲気の違う粋な外観で目を引いている。 2021/5再編集

bミドリ薬品
2017/10撮影
  1. 2017/10/27(金) 20:38:42|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 10

登録文化財 アルモニービアン(旧第一勧業銀行松本支店)
松本市大手3-70-5   
竣工 昭和12年(1937年)   設計 不詳

大理石カウンターを備えた格式ある銀行として、昭和前期の商都松本を象徴する存在だった。長野県の近代建築を代表する一つともいわれ、モルタルで石目調に仕立てた外壁が重厚感を醸し出す。外観のもう一つの特色は、独特の曲線が目を引くアーチ型の巨大窓で、地面から空に向かって真っすぐ伸びるように大名町通り側に7つ、北と南にそれぞれ3 つある。このような開口部デザインは1920年代のドイツが発祥で、日本では大正時代に流行した。現在はウエディング施設として活用されている。2021/5再編集

b第一勧業銀行
2017/10撮影
  1. 2017/10/26(木) 19:55:25|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 9

宮島耳鼻咽喉科医院 (旧神戸医院)
松本市城東2-1-4  「ときめき度」☆☆   
竣工 大正12年(1923年)    設計 佐野貞太郎

角部の八角望楼をはじめ、複雑 な外壁構成の病院で、塔屋まで載っている。 塔屋と同じ色に塗られた窓枠と赤い屋根が、真白な外壁に映える。 窓回りの装飾や軒の持 ち送りなど細部にも凝った造りになっていて手入れが行き届いた美しい洋館である。 2021/2再編集

b宮島耳鼻咽喉科医院
2017/10撮影 
  1. 2017/10/25(水) 19:18:08|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 8

青木医院
松本市城東2-1-5    
竣工 昭和9年(1934年)    設計 須沢設計事務所

当時としてはきわめてモダンな病院建築。木造では珍しい陸屋根の建物で、正面のコーナー部が曲線で、当時流行のスクラッチタイルを貼り、軽快なデザインになっている。鉄やコンクリートなどを使って機能性の高い空間を生んだモダニズムを、日本の木造建築技術で実現させた建築の流 れを木造モダニズムといわれ、青木医院は「木造モダニズム」のはしりで当時の最先端といえる。 2021/2再編集

b青木医院
2017/10撮影

  1. 2017/10/24(火) 20:17:45|
  2. 長野県
  3. | コメント:0

松本市の近代建築 7

上條医院
松本市城東1-6-3   「ときめき度」 
竣工 大正13年(1924年)     設計 不詳

松本城外堀に面して擬洋風建築の医院が並ぶ通称「お医者さま通り」にあり、落ち着 いた雰囲気で和と洋を美しく折り合わせた外観が目を引く。周囲が装飾された上下開閉式 の縦長窓、屋根下のしゃれた意匠など和と洋が調和した、ここにしかない“オンリーワン建築”をつくり上げ ている。 2021/2再編集 

b上篠医院
2017/10撮影
  1. 2017/10/23(月) 21:53:48|
  2. 長野県
  3. | コメント:0
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