旧成家歯科医院
千葉県香取市佐原イ1722
竣工　昭和2年（1927年）　　　設計　不詳

お洒落な洋館は当時、東京に居住していた際に鳩山家と行き来があり、鳩山邸（現鳩山会館）をモチーフにしたとも伝えられ、現在は住宅として活用されている。


2023/1撮影

サクマ薬局　（旧方林堂）
千葉県香取市佐原イ3393　
竣工　昭和8年（1933年)　　　　　設計　不詳

ファサード上部には「方林堂」の看板文字。２階には３連の半円アーチ窓が並び、それをはさむように三角形の付け柱が立ち、剣の様な突き出たデザインが特長的な洋風看板建築。


2023/1撮影

千秋社 社屋　（旧野田商誘銀行本店）
千葉県野田市野田339　　　　「ときめき度」☆
竣工　大正15年（1926年）　　　　　設計　不詳

キッコーマンの持株会社で、建物は鉄筋コンクリート造に黄色味を帯びた石張りの外壁仕上げが印象的。当時流行のアール・デコ様式による歴史を感じさせるモダンな建物になっている。


2023/1撮影

登録文化財　興風会館
千葉県野田市野田250　　　　　「ときめき度」☆
竣工　昭和4年(1929年) 　　 　　　設計　大森茂

建築様式はロマネスクを加味した近世復興式。正面のファサードはルネッサンス風の意匠を基調とし、ロマネスク風アーチのゆったりとした玄関部をはじめ全体として威圧的にならない構成にまとめてある。


2023/1撮影

復元　成田市三里塚御料牧場記念館
千葉県成田市三里塚御料1-34
竣工　昭和44年（1969年）　　　　設計　不詳

旧宮内庁下総御料牧場が、新東京国際空港の建設にともない、栃木県塩谷郡高根沢町に移転し、御料牧場の名を永くこの地にとどめるため、御料牧場事務所のあった場所に大正8年（1919年）に建築された旧御料牧場事務所の外観を再現した。　


2023/1撮影

復元　旧千葉県会議事場
千葉県印旛郡栄町龍角寺1028　（房総のむら）内
竣工　明治13年（1880年）　　　　　　設計　不詳

当時の写真や銅版画によって外観を再現した。屋根は平瓦と丸瓦を交互に置く本瓦葺きの和風だが、下見板張りの外壁や前面のベランダ、窓は西洋風で、擬洋風建築と呼ばれる和洋折衷の外観。なお「房総のむら」は成田市と栄町を跨いで設置されている。


2023/1撮影

重要文化財　旧学習院初等科正堂
千葉県成田市大竹1451（房総のむら）　　　　　「ときめき度」☆☆
竣工　明治32年（1899年）　　　　　設計　新家孝正

当初は旧東京市四谷区尾張町にて建築。正面から側面にかけてベランダを廻すなど、西洋建築のデザインを取り入れながら日本の伝統的な木造建築の技術で造られた、この時期の数少ない講堂建築。


2023/1撮影

旧千葉合同銀行佐原支店
千葉県香取市佐原イ507　　　「ときめき度」☆
竣工　昭和4年 (1929年)　　　　　設計　不詳

スクエアなシルエットに擬似柱の頭部やコーニスに装飾を施した付柱が並ぶいかにも銀行らしい建築。腰部はブロックを使ったルスティカ積み、外壁上部は擬似石貼りで、軽快な意匠が特長。


2023/1撮影

県指定文化財　佐原三菱館　（旧川崎銀行佐原支店）
千葉県香取市佐原イ1903-1　　　「ときめき度」☆☆
竣工　大正3年 (1914年)　　　　設計　清水満之助本店（現清水建設）

外観はルネッサンス様式をベースに赤れんがと白色の花崗岩を組み合わせ、角にドーム型の屋根を載せた「辰野式」。現在は「佐原町並み交流館」として資料展示や観光案内などの拠点として活用されている。


2023/1撮影

蜷川家具店
千葉県香取市佐原イ3396　　　「ときめき度」☆☆
竣工　昭和5年 (1930) 頃　　　　設計　不詳

正面のみ様式主義の洋風建築を意識した意匠を有する看板建築。モルタル塗り仕上げに目地を切って石貼り風に見せ、細部まで丁寧に造られ美しい。


2023/1撮影