重要文化財 岡山県立津山高等学校本館津山市椿高下62
竣工 明治33年(1900年) 設計 不詳
中央部の前面は梁間7間、桁行1間分を突出させたうえに、更に玄関ポーチを設置することによって正面玄関を際だたせている。屋根の正面中央にはクロイスターヴォルト型の塔屋を設けてその上に避雷針を設置している。また、左右の屋根の前後には4ヶ所にわたって切妻形の屋根窓を付けて、明かり取りとともにアクセントとしている。 軒は軒蛇腹となっていて、蛇腹の下は持ち送りで支えられ、型押し飾り風の装飾がなされている。 こうした外観は最盛期のイタリアルネサンス様式をモデルとしたもので、軒廻り、窓、階段などにみごとな意匠が施されており、格調高く端正な美しさを完成させている。
- 2018/11/26(月) 20:20:06|
- 岡山県
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